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シャンプー剤でのヘアデトックスがトレンド

マネージメントコンサルティングおよび市場調査会社クライングループは、このほど、アメリカのヘアケア市場でデトックスシャンプーの需要が伸びているという調査結果を発表した。

公式サイトのブログ(6月8日付)で公表したヘアケア市場を分析するレポート「 Kline PRO US 2017 Summary Report」によれば、サロンでのデトックスシャンプーの2017年の売上高は、2016年と比較して14%近く増加したという。サロンチャンネルで最もよく売れているシャンプーとして『 JPMS Shampoo Two 』、『JPMS Shampoo Three』を取り上げた。

さらに同社の売上追跡トラッキングツールによると、デットクス洗髪はサロンを越えて広がっている傾向が出ている。アメリカの主要な小売業者15社の販売データを分析すると2018年4月、売上トップ150のシャンプーの中、7つがクラリファイングシャンプーだった。数としてはまだ未熟には見えるものの、毎日使用するアイテムではなく1週間に一度の頻度で使用するデトックスシャンプーの利用者層が緩やかに広がっていることが示唆できる。

アンチエイジングへの取り組みがスキンケアからヘアケアに派生していることとも捉えられる。健康な髪の毛を維持するためのルーチンがホームケアに取り入れられている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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