ライオン、オーラルケア全体で市場を上回る成長

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2018.08.6

編集部

ライオン株式会社(東京都墨田区)はこのほど、2018年12月期第2四半期(IFRS基準)の売上高が前年同期比3.4%増の1684億8400万円、当期純利益が同58.9%増の139億3500万円となったと発表した。『システマ』のリニューアルなどにより、オーラルケア全体で市場を上回る成長を獲得した。

セグメント別の業績を見ると、オーラルケア分野の売上高は前年同期比8.0%増の276億4500万円。ハミガキは、歯ぐき組織を修復して歯周病(歯肉炎・歯周炎)を防ぐ『システマハグキプラス ハミガキ』や、『クリニカアドバンテージ ハミガキ』が好調に推移し、全体の売上は前年同期を上回った。ハブラシは、『クリニカアドバンテージ ハブラシ』や『システマハグキプラス ハブラシ』が好調に推移し、全体の売上は前年同期を上回った。

また、デンタルリンスは、『クリニカKid’sキッズデンタルリンス』が好調に推移するとともに、昨年発売した口臭ケアブランドの『NONIOマウスウォッシュ』が好評で、全体の売上は前年同期を大幅に上回った。

ビュ-ティケア分野の売上高は前年同期比3.9%減の101億6700万円。ハンドソープは、つめかえの手間が減る本体大型ボトルを追加発売した『キレイキレイ薬用泡ハンドソープ』が順調に推移し、全体の売上は前年同期を上回った。ボディソープは、アクアソープの香りを新たに追加した『hadakaraボディソープ』が好調に推移し、全体の売上は前年同期を大幅に上回った。

また、制汗剤は、『Ban爽感さっぱりシャワーシート』が好調に推移したが、商品構成の見直しによりスプレータイプの販売を取り止めたため、全体の売上は前年同期を下回った。

タイ、マレーシアなどの東南アジア、韓国、中国などの北東アジアにおいて事業を展開している海外事業の売上高は、前年同期比4.5%増の522億200万円。地域別の業績を見ると、タイでは『システマ』ハブラシが堅調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を大幅に上回った。韓国では、『キレイキレイ』ハンドソープが好調に推移し、円貨換算後の全体の売上は前年同期を上回った。また、中国では、『システマ』ハミガキが前年同期を下回り、円貨換算後の全体の売上は前年同期を下回った。

2018年12月期通期の売上高は前期比3.6%増の3550億円、当期純利益は同19.7%増の250億円を見込む。

参考リンク
ライオン株式会社

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