サントリー、脂肪対策に限らない領域の商品開発などを検討

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2018.09.3

編集部

サントリー食品インターナショナル株式会社(東京都中央区)は、9月から「100年ライフ プロジェクト」を始動し、飲料を通じて健康寿命延伸への貢献を目指すことを発表した。具体的には、2019年以降、脂肪対策に限らない領域の商品の開発・発売などを検討していく。

“人生100年時代”とも言われる今、「健康で、前向きに、自分らしく生き続けたい」との願いに寄添い、サポートできる企業でありたいという想いのもと、中長期的に社会課題解決に取り組むことをミッションとした専門部署を立ち上げ、「100年ライフ プロジェクト」として始動した。

具体的には、外部専門機関との研究で得られた知見を参照し、自社でのさらなる研究開発活動に取り組む。脂肪対策に限らない領域の商品の開発・発売を検討するほか、疫学研究における世界的権威である「久山町研究」を推進する九州大学との共同研究や、弘前大学COI拠点における共同研究講座「ウォーターヘルスサイエンス講座」を開設する。

このほか、株式会社FiNC、株式会社THFと連携し、9月から食事や運動といった健康行動を続けられるよう「特茶」がサポートする、生活改善プログラム「特茶プログラム」を推進する。

昨今、日本は平均寿命が延びている一方、肥満に加えて糖尿病、認知症など、生活習慣に起因する疾病の罹患者の増加が予想されており、健康寿命を延ばすことが社会課題となっている。海外の観察研究では、十分な水分摂取が行われないことで、糖尿病や高血圧など様々な疾病リスクにつながると示唆されている。

同社では、人の身体の約60%が水分でできている点や、食事の洋食化に伴う、飲み物による水分摂取割合の増加といった点からも、飲料メーカーの健康に対する社会的責任は非常に大きいと考え、同プロジェクトの立ち上げに至ったとしている。

参考リンク
サントリー食品インターナショナル株式会社

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