ヤング男性の「清潔感がある」印象は肌状態と密接に関係

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2018.10.25

編集部

化粧品・香水の製造販売などを手掛ける株式会社マンダム(大阪府大阪市)は23日、ヤング男性の「清潔感がある」印象は、肌状態が密接に関係していることを発見したと発表した。

研究では、ヤング男性(16~29歳)55名を同一条件で撮影し、背景・ヘアスタイル情報を削除した顔画像を作成。その顔画像を呈示し、第三者の男女計35名(20~40歳代)が各顔画像の顔印象13項目と肌状態11項目を、VAS法を用いて評価を行い、相互の相関性を確認したところ、顔印象項目の中でも「清潔感がある」は、肌状態項目との相関が多数認められることが確認できた。

「清潔感がある」を評価する際に注視されているのはどこなのか、上記と同様の55名分の顔画像に対して、第三者の男女計20名(20~40歳代)がアイトラッカーを用いて視線計測。「誠実そう」「話しやすそう」といった印象項目についても解析を行い、比較したところ、「清潔感がある」と評価するときは、他の2つの印象項目に比べて、目や鼻を見ている時間は短く、ほほや額を見ている時間は長いという結果を得た。

「清潔感がある」と判断されている肌は、どんな肌であるかを、専門パネルの目視による皮膚外観特性で確認した。この結果より、清潔感の印象スコアは、ひげやニキビよりも肌の凹凸(ザラザラ・デコボコ)や毛穴、肌色(明るさ・ムラ)で高い相関があることがわかった。

そこで、ここで抽出された5つの特性「肌のザラザラ」「肌のデコボコ」「毛穴の目立ち」「肌の明るさ」「肌の色ムラ」について、良い肌状態の顔画像および悪い肌状態の顔画像における皮膚外観特性情報をヤング男性の顔画像に合成し、同じ顔立ちで肌状態の異なる10パターンの画像を、30名分作成。第三者の男女計36名(20~40歳代)が、このシミュレーション画像に対して、「清潔感がある」印象を評価した。

その結果、どの特性でも、良い肌状態のシミュレーション画像のほうが有意に高いスコアを示した。この結果により肌状態が良くなることがヤング男性の清潔感印象の向上につながると推察されるとしている。

参考リンク
株式会社マンダム

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