リニカルとAlpha Cognitionが日米のアルツハイマー市場参入で提携

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2020.04.28

国際部

グローバル医薬品開発業務受託機関 Linical(リニカル)は、21日、カナダの医薬品開発会社 Alpha Cognitionと新規化学物質の米国と日本のアルツハイマー病市場への参入に向けて提携すると発表した。 Alpha Cognitionは新規アセチルコリンエステラーゼ阻害剤(AChEI)としてAlpha-1062を開発しており、今回の提携でリニカルは、日米市場に焦点をあてて規制コンサルティング、臨床試験サポート、市販後の医薬品安全性監視などのサービスを提供する。

Alpha-1062は他の全ての承認済みAChEI治療薬に共通する副作用が大幅に少なく、経口錠剤と点鼻スプレー送達システムの両方で研究が進められている。点鼻薬はプラセボ対照第1相、第1b相の人での臨床試験で承認済みのAChEI(Razadyn(R))と同様の投与レベルで比較して、消化管関連の有害事象が90%超少なかったことが有望視されている。

開発プログラムは並行して進めており、2022年後半もしくは2023年初頭にアメリカでの認可を目指し、その後、日本での認可を目指す。アルツハイマー病での有効性が証明されれば、Alpha-1062で示された強力な送達技術は、ハンチントン病や統合失調症など他の治療領域にも役立つ可能性があると期待される。

参考リンク
alphacognition.com
accelovance.com

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