ファンケル、ケミカルリサイクルPET100%の素材を化粧品容器に採用

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2021.11.10

編集部

株式会社ファンケル(神奈川県横浜市/代表取締役社長執行役員CEO:島田和幸)は11月5日、11月18日からリニューアル新発売する「マイルドクレンジングオイル」のボトル容器を、ケミカルリサイクル技術により作られた100%再生由来のPET(ポリエチレンテレフタレート)素材に切り替えると発表した。

さらにこの切り替えを皮切りとし、2023年3月末までに一部の製品を除き化粧品のPET容器を順次ケミカルリサイクルPET100%の素材へ切り替える。

このケミカルリサイクルPETは、使用済みのPET素材をケミカルリサイクル技術により再生させた素材だ。一般的なリサイクルPETは、再生を繰り返すことによる劣化が生じ、品質の担保が難しいとされてきたが、ケミカルリサイクルPETは石油由来のバージンPETと同等の品質を有することができるという。

さらにこの技術を使用することで、幅広いPETの再利用が可能となり、プラスチックの循環社会を担うものとしても優れているとされる。

そこで同社では、環境の課題解決に役立てるよう、化粧品のPET容器をケミカルリサイクルPET素材に順次、切り替える。第一弾となるマイルドクレンジングオイルは、この切り替えにより石油由来のバージンPETに比べて、約47%のCO2排出量が削減できるという。

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