エステ手技で内臓脂肪が減少傾向、日本抗加齢医学会で検証結果発表

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2014.07.4

編集部

今年6月に大阪で開催された日本抗加齢医学会の第14回総会で、”リラクゼーション手法としてのエステティックマッサージの検証”と題した報告が行われ、エステティシャン養成校アカデミックエコール・ド・HIROの代表・袴田浩呂琴(はかまだひろこ)さんが開発した袴田式体幹調整手技「楽・心・身(らくちん)マッサージメソッド」の効果検証結果が発表された。発表では、エステティックで用いられる同マッサージを行うことで、内臓脂肪が減少結果を示した、と報告された。

発表によると、内臓脂肪面積の平均は83.5平方cmから70.4平方cmと減少。HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)は5.7%から5.4%、Dダイマー(血液検査において血栓ができているかを調べる検査)は平均0.31mg/mlから0.19mg/mlへ減少傾向を示した。一方、外界から侵入した異物である細菌やウイルス、体内で異物化したがん細胞などを直接攻撃して破壊する働きをするNK(ナチュラル・キラー)細胞は23.2%から29.6%と増加傾向を示した。

臨床的な指標を用いた検証結果も報告された。特別な運動や無理な食事制限をすることなく、複数回の施術で、内臓脂肪の減少、ウエストや太もものサイズダウンなどの体型の変化、頭部を触らずにリフトアップ、小じわや赤ら顔の改善などが認められたことが報告された。

同メソッドは、袴田さんが30年以上にわたり延べ16万人に接客してきたエステティシャンの経験により、理学療法士監修の元、骨格筋のゆがみを改善し、体液循環と基礎代謝量の向上を目的に開発したもの。機材を一切用いず、手技によって、ストレスや生活習慣で緊張した骨格筋を正常な位置に戻す、あるいは弛緩させる方法。

検証協力には、久保明・常葉大学健康科学部教授/医療法人社団湖聖会 銀座医院 院長補佐・抗加齢センター長があたった。

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