最近の消費者は「カスタマイゼーション」で主導権を握る?

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2014.10.16

国際部

美容業界における最近の消費者動向を分析すると、顧客個人のニーズにより適合するように製品を絞り込む「カスタマイゼーション」の傾向があると、 英市場調査会社ミンテルは公式ブログで10月9日、発表した。

ロレアルが導入したアプリ「Makeup Genius」は、消費者が携帯カメラを利用してカラーコスメをデジタル試供することを可能にし、業界から注目を浴びた。利用者はリアルタイムに携帯に投影している自分の顔にロレアルのカラーコスメの様々な色を選択して映像化できる。オンラインと店舗を自由自在に活用することに精通した若い世代の消費者によって、このような新しいアプリの需要は高まり、個人の趣向をより重視する傾向に拍車が掛かったと分析する。

ミンテルの調査結果を事例に挙げると、英国では、ヘアカラーのユーザーの24%は、よりパーソナライズされた毛染めの色の選択に興味を持っており、米国では、アンチエイジングスキンケアの利用者の72%が、自分のライフステージのために設計された製品に興味を持っているという。ロレアルに限らず、大手化粧品会社や新興ベンチャーも「カスタマイゼーション」の傾向を認識しており、製品開発を推進している。最近、注目されている女性のニーズにより適合したスキンケア製品および美容開発会社は以下の6つ。

1. 仏クラランスが開発したラディアンス・プラス・ゴールデングロー・ブースター:日焼けを追求したい女性を対象に、自然な日焼けを時間をかけて均等に仕上げるソリューションを提供する。

2. 仏フィトメールが開発した12時間モイスチャライジング・フラッシュ・ジェル:スキンケア製品でメイクアップするためにの水和を追加する。

3. 米eSalon社:パーソナライズした毛髪着色剤の開発会社でオンラインで消費者と一緒にカラーを選択をし、顧客の要望に合う製品を提供する。

4. 仏Codage社: フランスのスキンケア開発会社で公式サイトで詳細なオンラインアンケートを実施、スキンケアの専門家による分析から消費者の肌に最も合うフォーミュラを提供する。

5. 米BeautyDNA社 :美容製品のサンプルを月額で提供する会社で、契約者にオンラインアンケートを実施、契約者のニーズに合う美容製品サンプルを毎月郵送する。

6. 米パーソナルセルサイエンス社:ライフサイエンス企業で、パーソナライズされた脂肪由来幹細胞ベースのアンチエイジングや個人の幹細胞を活用したスキンケア商品を提供する。

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