エステ利用経験は約4割。行かない理由は「不透明さに対する不安」
2014.10.29
編集部
株式会社美容経済新聞社(東京都港区)産業調査部は、株式会社コンピューター・プランニング・リサーチの協力で、20代~60代の女性500人の「エステティックサロンに関する女性消費マインド調査」を実施し、10月27日、結果を公表した。エステティックサロン利用経験者は38.0%、そのうち77.4%の人は「自分自身が必要を感じたタイミング」で利用していた。利用経験のない62.0%の人の利用しない理由は「費用」87.7%が最も高い。しかし、単に「(価格が)高い」が理由ではなく、「よくわからない」「どれくらいかかるか心配」と、不透明イメージが敬遠されていることがわかった。
調査では、「利用経験」「利用する時」「利用しない理由」「望むこと」「エステティックサロン関連のイベントの無料サービス」を聞いた。
調べによると、「利用経験率」は38.0%、そのうち「定期的」に通っているのは22.6%にすぎず、「何度か行った」55.8%「一度だけ」21.6%と不定期に通っている割合が高い。「利用する時」は、肌へ必要性を感じた時・自分へのご褒美・結婚式や同窓会のイベントなど、自分自身で利用する時を決めている割合が高いことがわかった。
利用していない62.0%のうち、20代が72.0%と高い。利用しない理由として、「費用が高そう」63.5%が突出しており、以下「単に行きたいと思わない」31.9%、「セールス・勧誘が心配」31.6%、「費用がどれくらいかかるか心配」24.2%、「効果があるか不確か」18.1%と続く。費用がネックではあるものの、“エステティックに対する不透明なイメージ”が背景要因にあり、不安や心配だから敬遠している構図がうかがえる。
「エステティックサロン関連のイベントの無料サービス」では、「美容に関する無料カウンセリング」26.2%、「ヘッドスパ」25.0%、「フットマッサージ」23.4%、「ハンドマッサージ」20.2%など、“自分に合った美容情報が得られるカウンセリング”と“短時間で効果やリラックスが得られるクイックサービス”に分散した。カウンセリングは20代の4割が望んでおり、クイックサービスは40代が回答した割合が高め。年代によって無料サービスに期待することが異なることがわかった。
- 参考リンク
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[美容経済新聞社]資料センター