化粧品小売専門店大手セフォラの親会社LVMHモネ ヘネシー・ルイ ヴィトンは、このほど、シンガポールを拠点に東南アジア市場で化粧品の eコマースを展開しているスタートアップ Luxolaを買収したらしい。アジアのスタートアップのオンラインコミュニティ「Tech in Asia」（7月8日付け）がこのような買収情報を伝えたところ、欧米の美容業界誌が次々に取り上げはじめた。

Luxolaは2011年にシンガポールで起業家アレクシス・ホロヴィッツ・バーディック氏がスキンケアと化粧品のオンライン販売会社として創設。東南アジア市場で急速にビジネスを拡大し、現在はオーストラリア、インド、アラブ首長国連邦など11カ国にまで裾野を広げている。

同社は既に米国の投資会社グリーベンチャーズなどから1,500万ドルの投資を調達している。今回の買収契約の詳細についてはまだ明らかにされていない。 Luxolaの最高経営責任者（CEO）である ホロヴィッツ・バーディック氏の声明として、「セフォラの投資により豊富なブランド戦略でより大きな市場へ比類のない顧客サービスを提供できる」などと伝えている。