資生堂、アメリカイノベーションセンターを拡充・強化

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2016.05.9

編集部

株式会社資生堂(東京都中央区)は、海外研究開発拠点のひとつである米国「アメリカイノベーションセンター」(イーストウインザーニュージャージー州)を2016年5月に拡張オープンし、米州地域における消費者研究、製品開発、情報開発などのR&D機能を拡充・強化する。

new_pic_16同社は2020年までの中長期戦略「VISION 2020」にもとづき、グローバルレベルでのブランド価値向上と事業構造改革に取り組んでおり、この戦略の一環として、5カ国9カ所の研究開発拠点とそのネットワークを整備・強化している。

新たに拡充オープンするアメリカイノベーションセンターは、従来の機能に加え、これまで日本で対応・サポートしてきた「製品情報・訴求の開発」、「製品の安全性の保証」、「知財管理」、などの機能を現地に移管・強化することで、現地完結型の研究開発体制を確立。

研究員の数を増員し、現地の顧客により密着した価値創造・イノベーション創出を推進する。

同社では、世界に通用する強いブランドを育成するため、「センター・オブ・エクセレンス(Center of Excellence)」の構想の下、スキンケアは日本、メーキャップとデジタルマーケティングはニューヨーク、フレグランスはパリといったように、各カテゴリーにとってグローバルに影響力を持つ最先端のエリアで情報収集・戦略立案・商品開発などをリードし、それらを全世界のマーケティング展開に活かしている。

このセンター・オブ・エクセレンスを研究開発の分野で強力に推進することを目的に、アメリカイノベーションセンターは、メーキャップ分野の開発能力を優先して拡充・強化を進めていく。

【アメリカイノベーションセンター概要】
所在地:366 Princeton-Hightstown, East Windsor, NJ08520, USA
センター長:吉田 克典(よしだ かつのり)
設立年:2008年
拡充オープン:2016年5月
研究者数:25名(2016年2月末時点、2020年までに47名)
主な研究機能:米国発ブランド(NARS、bareMinerals)製品の処方開発、製造工程の設計、研究管理、製品情報・訴求の開発、製品の安全性の保証、知財管理

参考リンク
株式会社資生堂

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