漢方外来で「first call」の遠隔診療システムを導入

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2017.07.31

編集部

メドピア株式会社(東京都渋谷区)の連結子会社である株式会社Mediplat(同)はこのほど、北里大学東洋医学総合研究所(東京都港区)と業務提携し、同研究所の漢方外来患者向けに「first call(ファーストコール)」を使った遠隔診療を導入することを決定した。導入開始は9月を予定している。

漢方鍼灸治療センターでは、遠方などを理由に通院が困難な患者向けに、半年分の処方を予め決定した上で、1カ月毎に生薬を調剤して郵送する「長期処方」を行っている。しかし、漢方の効果を最大限に高めるためには、医師と薬剤師からの定期的な診察と指導によって、漢方の正しい理解の促進とその時々の患者の状態に合わせた処方薬の調整を行うことが重要であり、この点において長期処方の患者に対して課題があった。

そこで、主に長期処方の患者向けに「first call」の遠隔診療システムを導入し、対面診療を原則として、医師の判断によりテレビ電話での診療を組み合わせることで、遠方からでも定期的な診察および処方薬の調整を行うことができるようにした。

【サービスの概要】
■対象者
対面診療を行った上で、主に長期処方の適用となった患者の内、医師が遠隔診療を導入しても問題ないと判断した患者を対象とする

■利用の流れ
1. 会員登録・ログイン
同サービス専用サイト(2017年9月公開予定)で会員登録を行い、ログインする
2. 予約
担当医師のスケジュールを確認し、都合の合う日時で予約する
3. 診察
予約日時になったら専用サイトよりテレビ電話を起動し、診察を開始する。医師による15分間の診察の後、薬剤師による処方薬の説明も行われる
4. 支払い
開始当初はクレジットカード決済のみ
5. 処方薬(漢方)の発送
院内処方によって調剤された漢方薬が自宅まで郵送される

参考リンク
メドピア株式会社
株式会社Mediplat
北里大学東洋医学総合研究所

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