ポーラオリビスHD、2017年12月期営業利益前期比41%増見込む

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2018.01.16

編集部

株式会社ポーラ・オルビスホールディングス(HD、東京都中央区)は、2017年度からスタートした新4ヶ年中期経営計画(2017年から2020年)に基づき、国内のさらなる収益性向上と海外事業での黒字化、次世代の成長ブランド創出を達成すべく取り組みを進めた結果、2017年12月期連結業績見通しは、売上高2440億円(前期比11.7%増)、営業利益380億円(同41.2%増)、当期利益253億円(同45.0%増)と好決算(表参照)になる見込み。

同社の化粧品事業であるビューティケア事業は「ポーラ」「オルビス」の2基幹ブランドを中軸に展開している。
ポーラブランドは、長期的な安定成長を果たすため、ブランドの浸透、プロフェッショナルな専門家「ビューティーディレクター」の採用・育成に向けた投資を実施。
特に、国内市場において日本で初めて承認されたシワを改善する薬用化粧品「リンクルショットメディカルセラム」を2017年1月に市場投入した。シワに悩む多くの女性の声に応えたシワを改善するという商品特性と対面カウンセリング、プロモーションでの積極的な情報発信により実需が増加。加えて訪日観光客によるインバウンド需要の拡大で収益を押し上げた。また、海外市場におけるポーラブランドは、中華圏でのブランド認知拡大により中国および香港市場を中心に伸長し前年同期を上回る売上高となる見通し。

オルビスブランドは、ブランド進化による更なる成長と収益向上を目指し、ブランド発信の強化、SNSを活用した顧客獲得と2回目購入率の向上に取り組んだ。
国内市場においては、主力商品である「アクアフォース」シリーズを1月に全面刷新した。また、SNSを活用したコミュニケーションの強化に打って出たものの、前期の広告宣伝費抑制の影響を受けて顧客総数が減少し、前年同期を下回る見通し。海外市場においては、CRM強化が奏功し、中国市場及びシンガポール市場で好調に売上を実現している。
こうした要因から2017年12月期決算は、営業段階での利益が大幅に伸びる見通しで好決算になる見込み。2月8日に2017年12月期決算を発表予定。

参考リンク
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス

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