ロート製薬、女性の「若い頃の甘いニオイ」を解明

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2018.02.22

編集部

ロート製薬株式会社(大阪府大阪市)はこのほど、加齢に伴う女性の体臭変化に関して研究を行ったところ、女性には「若い頃特有の甘いニオイ」が存在し、それは年齢とともに減少し、曲り角は35歳付近にあること、その正体は「ラクトンC10/ラクトンC11」という成分であることを見出した。

10~50代の女性50名が約24時間着用した布を、専門パネラーにより6段階臭気強度表示法にて官能評価を実施した結果、10、20代と比較して30代以降で「SWEET臭」と呼ばれる香りが減少することがわかった。

10~20代女性に特有の「SWEET臭」の原因成分を同定したところ、その原因成分が「ラクトンC10(γ-デカラクトン)/ラクトンC11(γ-ウンデカラクトン)」であることがわかった。また、「ラクトンC10/ラクトンC11」は30代以降の女性で減少すること、さらに見た目の印象に対して良い影響を与える可能性があることを示した。

今回の研究成果は、2017年9月に行われた日本味と匂学会第51回大会(神戸市)において発表した。引き続き加齢に伴う体臭変化に関する研究に取り組むと同時に、製品開発へ応用していくとしている。

参考リンク
ロート製薬株式会社

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