【連載】この中小化粧品会社に注目㊲セフィーヌ(下)~百貨店で店頭販売へ、個客拡大狙う~

2021.02.9

特集

編集部

セフィーヌは、1994年の創業以来、美容サロンのスタッフやメイクアップアーティストをはじめとした美容のプロフェッショナルに信頼されるブランドとして高い評価を得ている。
自然派コスメのパイオニアとして約5000種類もの植物の中から約450種を厳選し天然成分を使った自然派コスメは、美容サロン専売品としての地位を確立した。
現在、同社が美容サロン向けに販売しているスキンケアコスメは①ビューティプロ②ベーシック③エモンシオン➃ナノミックの4つのシリーズがある。

ビューティプロシリーズは、クレンジングからUVカット、フェイスパウダーまで揃え、カラフルなパッケージで、見た目からも天然の植物エキスがたっぷり入っていることを印象付ける。

ベーシックシリーズは、肌に負担となるものは一切使わずに商品化した。和漢成分やハーブなどを配合し、敏感肌ケアを考えた処方が特徴。

エモンシオンは、自社開発の高機能植物コンプレックス「ISP-8TM」を配合し、皮膚の基底膜にアプローチする大人のためのスキンケア。

ナノミックは、医療現場でも注目を集める成長因子「EGF」に着目し、先端皮膚科学 応用して開発した。
EGFは、人間の体が本来持っている因子。体内で53個のアミノ酸から形成されるタンパク質の一種で、成分は、肌を整える役割を担っている。

これらの化粧品は、現在、約80社に上る代理店を通じてサロン専売品として販売するとともにクリニック、ネット通販等でも販売している。

同社は、ここへきて小田急百貨店など都内百貨店に新規ストア(写真)をオープン(2020年3月)し、個客対象に店頭販売を始めた。
プロ向け販売にウエイトを置きながらも一般の消費者に直接、販売することで商品の訴求力を高め、収益向上につなげる狙い。

今後、商品開発に関わる技術力と代理店数の拡大によるサロンネットワーク網の拡大、一般消費者への販売拡大策等が注目される。また、資本業務提携に伴う日本たばこ産業、博報堂による具体的な販売支援策も合わせて注視されるところだ。

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