【連載企画】ホームケア製品VSエステティックサロン!?スチーマーで比較!家庭用製品と業務用製品の違いとは?(1)
2013.03.29
編集部
美容家電・ホームケア製品はエステティックサロン、美容サロンにとって“競合”となりうるのだろうか。
今年2月には東京証券取引所マザーズ市場へ上場を果たした、理美容・エステ機器・用品販売などを行う株式会社ビューティガレージにお伺いした。
機能が多く、耐久力の高い業務用スチーマー
「当社の製品は、エステティックサロンを利用するお客様のニーズを把握しているエステティシャンの方の声を吸い上げ、製品化しています」と語るのは、同社営業企画室 広報・PR担当の吉田知可氏だ。ビューティガレージの製品を導入しているサロンは、全国で16万店にものぼる。同社では、法人営業チームや同社機器を展示するショールームスタッフが、製品購入を検討しているサロン関係者と積極的にコミュニケーションをとりながら、サロンの現場で求められている機能を把握、製品開発に活かしているという。
そうして2012年10月に新製品として登場したのが、業務用スチーマー「CHROMO MIST III」だ。CHROMO MIST IIIはビューティガレージが初めて開発したナノミスト超音波スチーマーで、同社の看板商品のひとつであり、ロングセラーを記録している。基本的には前作のリニューアルだが、ラインを1つ増やして5ラインとした。安定化電源装置と熱を逃がすファンの導入により安全性が向上、耐久性と吸引力をアップさせている。一方で小型化、低価格化も実現した。
ホームケア製品で最も売れているアイテムのひとつはスチーマーだろう。スチーマーを開発・販売しているメーカーも多い。ホームケア用スチーマーと業務用スチーマーの違いについて、「出力が大きく、多機能です。ミストも細かいものを出すことができる」と吉田氏。出力レベルが大きいため、ミストとイオンの量が多い。またスチームとイオン導入が一台でできるため、クレンジング、マッサージ、イオン導入、鎮静、仕上げ、保湿という基本的なプロセスにおいて機器を使用する際でも、これだけで完結させられるというメリットもある。また耐久力も高く、コンセントから流れるノイズの入った波形の電気を、ノイズフィルターや整流器といわれる装置を使用して波の形を整えて電気エネルギーをロスなく使用できるようにすることで、機器の出力や動作の安定化を図ることができるそうだ。
発売から5か月、サロンの施術に欠かせないアイテムとして、「非常に好調な売上げ」(吉田氏)と手応えを感じているようだ。
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- 株式会社ビューティガレージ(03-5336-4103)