【連載企画】ホームケア製品VSエステティックサロン!?スチーマーで比較!家庭用製品と業務用製品の違いとは?(2)

2013.03.29

特集

編集部

サロンが使用する機器について関心を持つ顧客も

それでは、業務用製品メーカーとして、美容家電・ホームケア製品の普及をどう見ているのだろうか。吉田氏は、「ホームケア製品による普段のお手入れと、サロンによる施術はまったく別物であり、棲み分けができていると認識しています。あた、サロンで受けたトリートメントの効果を持続させるためにも、ホームケア製品を使用したお手入れは効果的ではないでしょうか」と吉田氏は言う。
サロンの施術に関しては、「お客様の肌状態を把握し、それに応じたメニューを提供できるのはプロならではの強み」と指摘する。顧客の状態に応じてスチーマーの角度や出力、タイミング、併用する化粧品を工夫することはプロの手によってしかできない。またサロンワークにおけるアレンジも可能だ。一例を挙げると、スチーマーは基本的にクレンジングとマッサージの際に使うものだが、酵素系のピーリングやパックを効率的に行うため、ピーリング液を塗布した後スチーマーを当てればより早く効率的なピーリングができる。さらに疲れている顧客にスチーマーを使うことでリラックス効果を高めることも可能だ。

DSC00668ただ、最近は顧客の意識の変化もみられるという。「“お客様から使用する機器について、その種類や役割を聞かれることが多くなった”というサロンの方の声があると、エステティック事業チームの報告もあります」と吉田氏。美容に関する高度な情報が簡単に手に入る現在。高機能なホームケア製品を使用する顧客のなかには、自分が受けるトリートメントについて詳しく知りたい、という人も増えてきていることが予想される。

こうした、顧客の美容意識への高まりを上手に捉え、効果的なホームケア方法やサロン活用術をアドバイスする役割もサロンは担っていく必要があるのではないだろうか。

お問い合わせ
株式会社ビューティガレージ(03-5336-4103)

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