ブラジルの香水市場が急成長

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2013.09.5

編集部

ビューティ業界の市場予測では新興成長国の中でブラジルの香水市場が急成長していると分析している。このほど、ユーロモニターが発表した「Fragrances in Brazil」(ブラジルのフラグランス、レポート販売価格900ドル)では、ブラジルにおける香水の供給サイドの分析と需要のトレンド分析、国内市場での重要な国産プレイヤーと海外製品のプレーヤーとの比較、さらには今後5年間の市場予測などのトピックスを網羅したレポートが発表された。

同レポートのエクゼクティブサマリーによると、ブラジルの都市サンパウロはニューヨーク、パリに次いでフレグランス開発で重要な都市にと近い将来、発展するとしている。

ブラジルの家庭用製品、ビューティ製品最大手Naturaは2012年、香水の国内市場シェアで33%を占有している。販売チャネルでは、2012年、7月に仏セフォラがサンパウロに第一号店を開き、その後店舗数を増やしている。また、ブラジルの化粧品販売大手O Boticárioは「The Beauty Box」を新設して、マルチブランドな製品販売を展開している。セフォラの進出により、海外製品の売上は急成長しているが、国産のメーカーの売れ行きも堅調でシナジー効果がでているという。

ブラジルの香水では、Givaudan、 IFF、 Firmenich、 Symrise 、Takasagoなどが5大メーカーとして認知度が高いとされている。消費者の需要曲線が右肩上がりを続伸する中、国内外のメーカー各社がブラジル市場に向けてより洗練された香りの開発と豊富な種類の提供に力を入れるだろうと予測している。

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