1度に食べる量を減らして、こまめに食べる方法は危険

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2014.03.28

国際部

少量を何回にも分けて食べるという食事法は、糖尿病や肥満の人に推奨されている。これに疑問を投げかけるような研究結果が、英国リバプールで3月24-27日に開催された内分泌学会(Society for Endocrinology BES 2014)で発表された。

通常体重(平均BMI22.9)と肥満(平均BMI36)の24人を対象に、クロスオーバー研究で調査24時間のエネルギー消費量測定と血液検査を実施した。

中性脂肪のトリグリセリドや、発熱や血糖低下などを引き起こす内毒素のエンドトキシンは食事回数2回より5回の人で高かった。食事の頻度は、肥満・非肥満のどちらのエネルギー消費にも影響を与えなかった。

食事の回数を増やしても食事をしたあとに起こる代謝の増加を「食事誘導性熱産生」という。
今回の研究では、食事の回数を増やしても食事誘導性熱産生に影響は与えない、つまり代謝は改善されないと示唆された。しかし、食事回数が増えることで、糖尿病、肥満症や高コレステロールなどの代謝性疾患のリスクが高まることがわかった。特に就寝時のリスクが大きいことから、夜食は厳禁のようだ。

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