ライオン、中国の口腔関連学会で「優秀科技論文 一等奨」を受賞

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2018.08.9

編集部

ライオン株式会社(東京都墨田区)は9日、中国のライオングループ企業である獅王日用化工(青島)有限公司および中国科学院理化技術研究所 抗菌材料試験センター(中心主任/管理者代表・张维氏)と共同で、中国口腔清潔護理用品工業協会が主催する「第2回 国際口腔護理学術討論会」(2018年4月12日開催)にて「優秀科技論文一等奨」を受賞したと発表した。

受賞した発表タイトルは、「デキストラナーゼ酵素配合歯磨剤によるモデル口腔内歯垢の分解除去(Decomposition and removal of dental model plaque by using toothpaste containing dextranase)」。

日本で製造・販売している『クリニカアドバンテージ ハミガキ』に配合しているデキストラナーゼ酵素は、歯垢を構成する多糖を分解する作用があり、日本国内ではハミガキの有効成分として認められている。そこで、中国においてハミガキなどの有効成分として訴求するため、中国科学院理化技術研究所と共同で、中国の業界標準であるQB/T2966に則ったエビデンスを確認した。

研究では、ライオンが設定した実験プロトコールに基づき、中国国営の中国科学院理化技術研究所 抗菌材料試験センターにて、in vitro試験により酵素配合ハミガキのモデル口腔内歯垢の分解除去の効果を検証した結果、その有効性を確認できた。

中国業界標準に準拠した研究機関において、酵素配合ハミガキによる歯垢分解効果のエビデンスが得られたことにより、ライオンは中国において酵素による歯垢分解効果の訴求が可能になる。

今回の研究成果は、中国のオーラルケア関連専門誌「口腔護理用品工業誌(ORAL CARE INDUSTRY、ISSN2095-3607)」に掲載された(2018年6月25日)。

参考リンク
ライオン株式会社

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