ISO基準オーガニック化粧品の指数表示ガイドラインQ&Aを公表
2018.09.19
編集部
日本化粧品工業連合会(会長:魚谷雅彦氏)はこのほど、「ISO16128に基づく化粧品の自然及びオーガニックに係る指数表示に関するガイドライン」についてのQ&Aを公表した。
ガイドラインによると、例えば、「指数を計算する際、エアゾールの噴射剤はどのような扱いになるか」との質問に対しては、ISO16128にはエアゾールの噴射剤に関する規定がないため、噴射剤を含めて計算するか、原液だけで計算するかは、「各企業で判断」することとし、どちらの方法で計算したかを消費者にわかるように明記することを勧めた。
また、「非自然原料の溶媒と自然原料の溶媒を混合した溶媒で抽出した植物エキスは、自然原料、非自然原料のどちらに該当するのか」との問いに対しては、抽出溶媒として原料中に残っている場合、この植物エキスは非自然原料となるとしている。
このほか、エキスの指数計算方法において、自然指数の計算例を示すなど計12項目の質問に対する回答を掲載している。
ただし、この中にはISO(国際標準化機構)で引き続き検討されている箇所もあることから、今後見解が変更される可能性もあるとしている。