一般社団法人JMA主催の「第12回全日本ヘアメイク選手権」が20日、神奈川県内で開催され、フォト審査を通過した各部門30名がヘアメイクの腕を競い合った結果、高校生グランプリが誕生するなどした。

今大会のテーマは、学生メイク部門が「drink～ドリンク」、学生シュウウエムラ部門が「SENCE OF TOKYO（センスオブ東京）」。選手権では、各部門の参加者らが、ヘアとベースメイクを行った状態から制限時間30分間でメイクを仕上げた。

厳選なる審査の結果、見事グランプリに輝いたのは、学生メイク部門がバンタンデザイン研究所 高等部の町田琉星さん、学生シュウウエムラ部門が静岡デザイン専門学校の石原美帆さん。学生メイク部門に関しては、グランプリ・準グランプリともバンタンデザイン研究所 高等部在校生が受賞。同校は、ファッションや美容を学ぶとともに高校卒業資格が取得できる教育機関で、高校生がグランプリを獲得するという快挙を成し遂げた。

また、競技の他にメイクアップアーティストのUDAさん、アトリエアーティストの木村純一郎さんをスペシャルゲストとして迎え、メイクデモンストレーションを開催。メイクアップ技術もさることながら、アーティストが作る“空気感”に競技参加者・観覧者とも引き込まれていた。

JMAは、メイクアップアーティストを広く一般的に職業として認知させると同時に、基本技術と理念を日本の市場に浸透させることを目的に、2004年4月1日に発足した。これまで、各化粧品メーカーごとにメイク理論や基準が設けられていたメイクの基礎技術を、JMAが一定化。これにより日本の技術水準を上げることができると考え、メイクアップアーティストの地位の向上を目指し活動している。

【各部門の受賞者一覧】
＜学生メイク部門＞
■グランプリ：バンタンデザイン研究所 高等部 町田琉星さん
■準グランプリ：バンタンデザイン研究所 高等部 植木あみさん

＜学生シュウウエムラ部門＞
■グランプリ：静岡デザイン専門学校 石原美帆さん
■準グランプリ：京都美容専門学校 中野莉紗子さん

＜一般フォト部門＞
■グランプリ：Impact.Labo 池田美津紀さん