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化粧品の動物試験禁止への署名830万を国連に提出

ザ・ボディショップとクルーエルティフリーインターナショナルは、「World Animal Day」の4日、 化粧品の動物実験に反対する830万人の署名をニューヨーク市の国連本部に提出した。動物実験禁止のための世界的な枠組みを構築し国連の持続可能な開発のアジェンダを前進させることを目指すもの。

ザ・ボディショップは化粧品の動物実験に反対運動を起こした最初の国際的なビューティーブランドであり、今回の署名提出は、長年のキャンペーンパートナーで化粧品および原料の動物実験禁止に専念する最初の世界的な非営利組織のクルーエルティフリーインターナショナルとの30年以上にわたる擁護活動の集大成としている。この共同の取り組みは化粧品の動物実験に反対するキャンペーンで、「持続可能な開発目標」と「責任ある消費と生産」を前進させるために企業、政府および市民への賛同を促す。

これまでに動物実験禁止へ大幅な進展があったものの、世界の80%の国々はまだ化粧品の動物実験を違法としていないという現状がある。クルーエルティフリーインターナショナルの調査によれば、毎年50万匹以上の動物が化粧品の実験に使われていると推定される。今後はより信頼性の高い代替方法の採用促進を推奨していく。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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