二日酔い対策サプリメント「スパリブ」の製造・販売を手がけるTima Japan株式会社（大阪市中央区）は、後発型ながら大手コンビニやドラッグストアなどで売上とシェアを伸ばしている同サプリがアメリカ市場へ本格参入すると発表した。

同社は、アメリカをで日本企業の北米展開支援を行うトライオリティジャパン株式会社との間でスパリブの北米市場に関する販売契約、優先販売権付与に関する覚書を締結、トライオリティ社は北米にスパリブ販売の専門会社を設立し本格的に市場参入を図る。

スパリブは、「アルコール代謝に関する特許」を日本はじめ世界各国(アメリカ、カナダ、中国、オーストラリア、ドイツ、韓国、他ユーラシア9カ国、欧州36カ国) で取得し、その実効性とシンプルなデザインから着実に国内で売上とシェアを伸ばしている。

スパリブは他の商品と比べ、３粒入り370円、10粒入り1200円（メーカー希望小売価格）と安価ではなく、またウコンやアミノ酸系のサプリメントと比べ後発で市場参入したにもかかわらず、会食機会の多い会社経営者やソムリエなどの口コミで一気に広がったヒット商品。現在はファミリーマートやドンキホーテなど大手小売チェーン店でも取り扱っている。

トライオリティ社によると、スパリブは現在、ハワイ州ホノルル市のローソン2店舗（いずれもワイキキ）ですでに販売が開始されており、「アメリカへの輸出許可が取得済みである点も早期展開の後押しとなる」とのこと。また、WHOの統計でもアメリカ人は日本人以上に飲酒量と飲酒人口が多いにもかかわらず、二日酔い対策サプリメント市場では突出したブランドがないことも展開のきっかけになったという。

今後はニューヨーク、ダラス、ロサンゼルス、ホノルルなど日本人駐在員や日系人が多く滞在しているエリアから試験的に販売を開始、3年以内に日本の3倍の規模と言われる全米サプリメント市場への展開を目指す。