ベレッツアクラブジャパンが東京地裁に特別清算申請
2013.08.6
編集部
元・美容機器販売のベレッツアクラブジャパン株式会社(資本金9,025万円、東京都中央区京橋3-3-8、代表平岩茂市氏)は、8月6日に東京地裁に特別清算を申請した。親会社であるブラザー工業株式会社(東証1部)の取締役会において、特別清算手続き開始の申立てをすることを決議し、同日、東京地裁に特別清算を申請した。
同社は、1990年12月に旧・ブラザー販売株式会社の出資により設立。美顔器を主体とした美容機器の販売を手がけ、1992年3月期の年売上高は約115億600万円を計上していた。1999年に旧・ブラザー販売株式会社をブラザー工業株式会社が吸収合併したことで、同社の100%出資子会社となっていた。
その後、販売不振に歯止めがかからず、美容関連事業を終息させる一方、親会社への借入金の返済に取り組んできた。ここにきて返済のメドが立たなくなったことから、親会社であるブラザー工業株式会社の判断で今回の措置となった。負債は、2013年3月期で約158億4300万円。
ブラザー工業株式会社は、すでに同社に対する債権約158億円を貸倒引当金として全額計上済みであり、業績予想にも織り込み済みであることを明らかにしている。