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米P&G、パーソナルケアのウォーカー&カンパニー買収

米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、12日、米パーソナルケアブランド開発ベンチャーのウォーカー&カンパニーを買収したと発表した。買収額など詳細については明らかにされていない。ウォーカー&カンパニーは、アフリカ系アメリカ人など多民族のニーズにあったヘアケア、グルーミング製品の開発と製品販売を手掛けている。

ウォーカー&カンパニーは、2013年にトリスタン・ウォーカー氏によって設立された。現在、 縮毛の男性の特定のニーズに合わせて設計されたグルーミンブランド『 Bevel 』と、同様に女性のユニークなニーズに合わせて開発されたヘアケアブランド『 FORM 』を展開する。買収完了後、ウォーカー&カンパニーはP&Gの独立した100%子会社として運営されるが、創業者のウォーカー氏は引き続き最高経営責任者(CEO)として経営に携わる。

この合併により、P&Gの多文化事業が成長し、ウォーカー&カンパニーの既存ブランドのグローバル市場を見据えた成長が見込まれる。多民族の人々のニーズに合わせて設計される製品のさらなる開発が強化される。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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