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15週間のトレーニングが食生活を健全化する

定期的に運動することが食事のパターンや好みにどのような影響を与えるかを調査した結果が118日、「International Journal of Obesity」オンラインに掲載された。

トレーニング介入と運動反応の遺伝学(Training Intervention and Genetics of Exercise ResponseTIGER)研究に参加した2680人の若年成人に、15週間の有酸素運動トレーニングを受けてもらい、運動時間、強度、量を心拍数モニターで記録した。運動トレーニング前後に食物摂取頻度調査票を記入してもらい、食事パターンは、ベイジアンスパース潜在因子モデルを用いて同定された。運動前後での食事パターンの嗜好の変化は、性別、人種/民族、およびBMIの影響を考慮して評価した。

運動期間が長いほど、西洋型の食事および間食への嗜好が減り、運動強度が強いほど慎重な食事パターンを好む傾向が強まっていることが観察された。また、運動量が多いほど、スナックに対する好ましさの低下および慎重な食事パターンを好む傾向と関連していた。研究者らは、15週間の運動トレーニングは、より健康的な食事の好みの嗜好と関連し、食物摂取量の調整に積極的になるように見られたと結論している。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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