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資生堂、 化粧品技術を競う世界大会で口頭発表部門の「最優秀賞」を受賞

株式会社資生堂は、3日、2019年9月30日(月)~10月2日(水)にイタリアミラノで開催された化粧品技術を競う世界最大の研究発表会「国際化粧品技術者会連盟ミラノ中間大会2019」で、資生堂アドバンストリサーチセンターの髙垣知輝研究員が口頭発表部門の「最優秀賞」を受賞したと発表した。 全約380件の研究報告(口頭発表60件、ポスター発表320件)のうち、髙垣研究員の研究発表「ホリスティックビューティ -毛細血管の3次元的可視化とその老化における皮膚物性への関与-」が最も評価された。

アンチエイジング研究分野で、これまでに加齢や紫外線によって皮膚中の毛細血管がダメージを受け、減少することが報告されてきたが、毛細血管の皮膚物性への関与は未解明だった。高垣研究院は、皮膚中の構造を3次元に観察する技術開発を通じ、皮膚中の毛細血管を健康に保つことが皮膚弾力の維持につながることを見出。これを活用することで、シワやたるみなど、皮膚弾力の低下によって生じる肌悩みを防ぐことができると期待される。

資生堂は、2019年4月に新研究開発拠点「資生堂グローバルイノベーションセンター」を本格稼働させており、今後もグローバルレベルで高く評価される研究とそれらの研究に基づいた新たなスキンケア製品への応用に取り組む。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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