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爪床再建術3種、長期的な結果に差異なし

爪床再建の長期的な結果を追跡した調査報告が11月15日、「Archives of Plastic Surgery」オンラインに掲載された。

爪床の再建の長期的な結果を後ろ向きにレビューした。欠損タイプに応じて、3種類の再建術:複数の欠損部分の複合移植、足の親指からの爪床移植、2段階手術(最初にフラップカバレッジ、続いて爪床移植)が実施された。フォローアップ中に爪の成長が評価され、結果はZook基準に基づいて等級付けされた。各術方は統計的に分析され、年齢、手術のタイミング、胚マトリックス(germinal matrix)の関与、欠損の大きさ、骨損傷の有無などの結果に影響する可能性のある要因を比較した。

爪床の再建を受けた21人の患者を評価した結果、再建法のタイプは、結果との有意な関係を示さなかった。ただし、胚マトリックスに損傷がある患者、および爪床面積の半分以上の欠損を有する患者は、そうでない患者との比較で著しく結果不良であることが明らかとなった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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