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定期的なヘアカラーで乳がんリスク増加

ヘアカラーとストレイナーの使用と乳がんリスクの関係を評価した研究が123日、「International Journal of Cancer」オンラインに掲載された。

米国で実施された今回の試験では、200309年の登録時に3574歳の女性46709人を対象に、ヘアカラー剤と化学リラクサー/ストレートナーの使用と民族性による乳がんリスクとの関連を調べた。登録時に乳がんの姉妹がいたが、本人には乳がんの病歴がない女性の、過去12か月のヘア製品の使用をアンケート調査した。

追跡期間平均8.3年中、2794例の乳がんが特定された。参加者の55%は、登録時にヘアカラー剤を使用していると報告した。ヘアカラー剤の使用は、黒人女性の乳がんリスクを45%、白人女性では7%の上昇と関連した。ストレイナーの使用は乳がんのリスクと関連があった(ハザード比1.18)。多くのヘア製品には、内分泌かく乱物質と、乳がんに関連する可能性のある発がん物質が含まれています。特に黒人女性が使用する製品には、ホルモン活性の高い化合物が含まれている場合があることが示された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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