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韓アモーレパシフィック、カスタムメイド3Dフェイスマスク開発

韓化粧品大手アモーレパシフィックは、フェイスマスク3Dプリンティングシステムを米ラスベガスで1月7日から10日に開催された2020年コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES 2020)で発表した。開発されたフェイスマスクは独自のスマートフォンアプリを使用して利用者の顔の寸法を即座に測定し、利用者の顔の特徴や肌の状態に合わせてパーソナライズされたハイドロゲルマスクを即時に製品化するシステム。

大量生産されるフェイスマスクは利用者のさまざまな顔の特徴や肌の状態を個別には対応できないという現状がある。アモーレパシフィックは個人のニーズに合うスキンケアエクスペリエンスを顧客に提供するために、韓国の3Dプリンティングシステム開発会社Lincsolutionと共同で特注のフェイスマスクを印刷するシステムを開発した。

利用者は、まず、アモレパシフィックが開発したアプリケーションを使用して顔の画像を撮影して、目、鼻、口、額、頬、あごの周りの領域を測定する。3次元に測定されたデータに合わせてフェイスマスクがデザインされる。最後に、多種なスキンケア効果を持つハイドロゲルが各エリアに注入される。製品の完成に要する時間は5分足らずだという。同社は、2020年4月からソウルの旗艦店で利用できるカスタマイズサービスの一環として消費者に提供するよう計画している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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