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イギリスではロックダウンの中、自宅でワークアウト強化

イギリス人はロックダウンされてからより多くの人とつながりながら、自宅で健康維持を保つように心がけているようだ。グローバル市場調査会社ミンテルが10日、公式ブログで発表した調査(2020年3月26日〜4月1日実施)によると、10人に3人(27%)のイギリス人が家族や友人とより充実した時間を過ごしているという。特に若い世代ではこの傾向が強くビデオ通話でのチャットなどを活用しており、16〜24歳のほぼ半分(45%)が賛同した。65歳以上の世代では11%だけが楽しんだと回答しており、高齢者への負担が大きいことを示唆するような調査結果だった。

ロックダウン中の健康維持への関心は高いようで、調査対象者の4分の1以上(26%)がオンラインクラス、エアロバイク、ヨガなど自宅でのワークアウトにより多く参加していると回答した。 自転車でのエクササイズを取り入れているのが一番多いのは16歳から24歳の年齢層で、39%が自転車を利用している。65歳以上のイギリス人の7人に1人(14%)は、自宅でのフィットネスで健康を維持している。4歳未満の子供を持つ両親のほぼ3分の1(31%)は、子供と一緒にできる自宅での運動を強化していると回答。

ミンテルのレジャー部門ダイレクターのPaul Davies氏は、消費者が高度なオンラインサービスを使用して自宅でできるエクササイズの形式に慣れるにつれ、将来的にこれらを継続する人もいるだろうと予測しており、「健康とフィットネスの市場の形は、変わったのかもしれない」などとコメントしている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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