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ロックダウン後の米プレステージ化粧品売上が回復の兆し

アメリカのプレステージ化粧品の売上は、回復の兆しが見えているようだ。グローバル情報会社NPDが公式サイトのブログ(6月5日)でリリースした4月5日から5月16日の6週間におけるプレステージビューティー販売データ(NPDデータ)によると、週平均で6%の売上の伸びがみられた。5月の第2日曜日の「母の日」に贈るギフトとしてブレステージ化粧品、香水などのギフトセットの売上が堅調だったことなどが奏功したと分析。

調査期間でプレステージビューティーのすべての部門で成長が確認されたが、フレグランス部門が最も快調で週平均で22%アップとなった。ヘアケア部門は11%増と二桁成長を記し、スキンケア(3%アップ)、メイクアップ(2%アップ)と続いた。

メイクアップ部門では、 眉メイク、マスカラ、つけまつげなどの製品が調査期間で平均6%成長しており、メイクアップ全体の伸び率を上回って消費者から支持された。アイメイク製品の売上増加について、NPDグループのビューティー部門副社長兼業界アドバイザーのLarissa Jensen氏は、“フェイスマスクを着用しながら、より劇的なスマイリング・アイ(微笑む目)を提供するための必需品になっている”などと分析している。 リップオイル、リップバームなどの代替リップ製品の売上増加も示された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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