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タイで機能性食品および飲料製品への関心が高まる

タイの消費者の厳しいライフスタイルは、高齢化防止と相まって健康、栄養についてより関心を持つようになり、その結果、機能性食品/飲料への関心が高まっているようだ。グローバル市場調査会社ミンテルが5月28日、リリースした調査結果によると、タイの消費者の84%にとって健康が最優先事項であり、25〜34歳のミレニアル世代の4分の1以上(28%)は、栄養摂取量のバランスをとるために栄養効果が追加された製品を好んで摂取しているという。

同社フード&ドリンク担当アソシエイトディレクターのPimwadee Aguilar氏は、「健康意識の向上は、多くの場合、健康低下の最初の兆候の後に起こります。顔の細かい線などの高齢化兆候は通常25歳前後に現れるため、消費者が自分の食事を見直し、栄養補助食品または薬のいずれかでそれを改善しようとする意欲が高まります」と述べている。

タイの消費者が機能性食品および飲料製品に求める3つのメリットは、脳の健康(62%)、目の健康(55%)、皮膚の健康(53%)になっている。ただ、栄養価の食品を優先するのではなく、 大半の消費者は通常の食べ物や飲み物で栄養素を摂取することを好むことが明らかになった。この傾向は45歳以上の消費者になると66%に増加する。また、女性の消費者の間では、 肌の健康(63%)と減量のメリット(45%)を提供する機能性食品および飲料製品への関心が高くなっている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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