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2020年上半期、英国内で最もグーグル検索されたスキンケア成分ランキング

イギリス人で、最近、最も注目されているスキンケア成分はビタミンCのようだ。化粧品通販サイトを運営するCult Beautyは、公式ブログ(7月28日)で、2020年上半期に英国内でグーグル検索されたスキンケア成分のランキングを発表した。同社がグーグル検索データを分析した結果、ビタミンCは、2020年1月から6月までの間に121万件を超える検索数を獲得し2019年同期と比較して204%増加したことを明らかにした。第2位はレチノール(91万件)で、3位はキャスターオイル(68万件)だった。

消費者はスキンケア成分の効能について関心を持っており、注目しているスキンケア成分は肌にどのように良いかを大半が調べていることがわかった。美容オイル分野では、アルガンオイル、ココナッツオイルが長年、業界で評価されてきたが、今年はキャスターオイル(ヒマシ油)が脚光を浴びており、2020年の半年間で68300人がグーグルでチェックしていることが判明した。昨年より82%多く検索されており、ヒマシ油は、髪の成長を早めるのに役立つと考えられており、まつ毛や眉毛の使用を中心に関心が高まっているという。同社が公表したランキングの上位10は次の通り。

グーグルで最も検索されたスキンケア成分ランキング トップ10
(2020年上半期)
⒈ ビタミンC
⒉ レチノール
⒊ キャスターオイル
⒋ ヒアルロン酸
⒌ スクワラン
⒍ サリチル酸
⒎ 過酸化ベンゾイル
⒏ ウィッチヘーゼル
⒐ ナイアシナミド
⒑ セラミド

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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