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高周波超音波によるケミカルピーリングの有効性評価

尋常性ざ瘡(にきび)の治療におけるケミカルピーリングの有効性を高周波超音波で評価した研究が1月14日、「Journal of cosmetic dermatology」オンラインに掲載された。

研究対象となった女性14人は2週間間隔でケミカルピーリングによる4回の治療を受けた。治療前、治療後4週、9週時点で、高解像度超音波システムを使用して写真とスキャン画像を記録した。

画像診断の結果、ピルビン酸ピーリングを受けた女性で、額、頬、あごの厚みの減少が確認された。グリコール酸とサリチル酸の混合物からなるピーリングを受けた女性で、額、頬、あごの表皮の厚さの減少が確認された。50%のピルビン酸ピーリングを受けた女性で、額、頬、あごの真皮の密度増加が確認された。グリコール酸とサリチル酸の混合物を塗布した女性でも同様に、額、頬、あごの真皮の密度増加が確認された。高周波超音波は、尋常性ざ瘡のケミカルピーリング治療の進行状況を監視するための有用なツールであると結論された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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