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仏セフォラ、米小売チェーンのコールズとインショップ展開で業務提携

化粧品小売チェーン大手の仏セフォラと米ジュニアデパートのコールズは、1日、長期的な業務提携を発表した。全米のコールズ店舗にセフォラのインショップ「Sephora at Kohl’s」開設に乗り出す。第一弾として2021年秋までに200カ所でインショップを開設し、2023年には最低、850店舗まで店舗数を増やす計画。オムニチャネルの提携として、2021年よりコールズのオンラインサイト(Kohls.com)でセフォラのプレステージビューティ製品販売を開始する。

「Sephora at Kohl’s」は、平均2500平方フィートの売り場面積を有するように設計され、コールズ店舗の正面入り口に並列するように配置される予定。セフォラのトレーニングを受けたビューティーアドバイザーが常駐し優れたカスタマーサービスを提供していく。

セフォラは、現在、世界2600店舗のうち500店舗を北米で展開している。一方、コールズは全米49州に1150以上の店舗を運営し、おおよそ6500万人の顧客にサービスを提供している。今回の業務提携は、コールズにとって高付加価値のビューティ体験を既存の顧客に提供することが可能となり、セフォラにとっては新しい地域での新規顧客の開拓に弾みがつく。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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