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ザ・ボディショップ、2023年までに製品100%のビーガン認定を目指す

イギリス発祥の自然派化粧品ザ・ボディショップは、2日、2023年末までに同社が販売する製品100%(注)をThe Vegan Society(ビーガン・ソサエティ)によって認証され、認証マークを取得する計画を発表した。持続可能性と環境保護の取り組みの一環として、リフィルステーションを2021年には500店舗、2022年にはさらに300店舗に導入する計画も同時に発表した。

ビーガン・ソサエティは、ビーガン認証における世界的に絶対的基準を示し、原料の各サプライヤーや製造者を確認して徹底的な認証手法に取り組んでいる。ザ・ボディショップにとっては、3700以上の原料が対象となる。現在、同社の商品の60%がビーガンに対応している。

同社は1989年に化粧品の動物実験への反対運動をした初の化粧品会社で、環境問題への取組を積極的に実施している。同社グローバルブランド・ディレクターの Lionel Thoreau氏は、「当社にとって100%ビーガン対応は自然な次のステップで、ビーガンビューティーは、当社の持続可能性と環境保護の試みにおいて次の重要な段階だ。これで、世界的な詰め替えと店内リサイクルプログラムと併せて、ザボディショップは倫理意識を持つ顧客にとっての目的地となるだろう」と述べている。

(注)2023年12月までに全商品の処方がThe Vegan Societyの認証を受けることを目指しており、その時点でThe Vegan Society認証を受けていない古い製品がまだ市場に出回っている可能性がある。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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