世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

妊娠中の魚油摂取、児の体組成に好影響

妊娠中の魚油補給で子どもの発育に良い影響があるかもしれないという調査報告が9月4日、「BMI」オンラインに掲載された。

「コペンハーゲン小児喘息前向きコホート研究2010」に参加した妊娠女性736人を、妊娠24週から出産後1週間まで毎日、魚油またはオリーブ油を摂取するグループに割り付け、生まれた子供を6歳まで追跡調査した。評価項目は、身長、体重、頭囲、および腹囲の測定ならびに二重エネルギーX線吸収測定法による身体組成とした。

その結果、魚油グループはオリーブオイルグループに比べ、BMIのzスコアが高かった(平均差0.19、95%CI 0.06-0.32、P=0.004)。6歳時点で、魚油グループはオリーブオイルグループに比べ、BMIのzスコア、体重身長比、腹囲大きかったが、国際肥満タスクフォース(International Obesity Task Force)のグレードを用いた評価による肥満児の割合は高くなかった。6歳時点での二重エネルギーX線吸収測定法による検査から、魚油グループはオリーブオイルグループに比べ、除脂肪量および骨塩量が高く、有意ではないが体脂肪量が高いことも明らかとなった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP