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つけまつげの世界市場2028年までに20億4000万ドルに

グローバルリサーチ会社 Research And Marketsは、11日、最新のレポートより、つけまつげの世界市場は2028年までに20億4000万ドルを超えるという予測をリリースした。同市場は2021年に13億7728万ドルと見積もられ、2021年から2028年にかけて5.8%の年平均成長率(CAGR)で成長し、2028年に20億4661万米ドルに達すると予想されている。

有料レポート「False Eyelashes Market Forecast to 2028 – COVID-19 Impact and Global Analysis by Type, Material, and Distribution Channel」で2021年から2028年までの期間、つけまつげのタイプ、 材料、流通チャネル別にグローバル分析を提供するほかCOVID-19の影響を解説している。

タイプに基づいて、世界のつけまつげ市場はストリップ(全体)まつげと個々(部分用)のまつげに分類される。ストリップまつげセグメントは、2020年に世界のつけまつげ市場で大きなシェアを占めた。ストリップまつげは、取り外し可能な接着剤で使用されるまつ毛の既製品。この種類は、速くて簡単に着用できるため、つけまつげを定期的に着用する消費者の間で非常に人気がある。

材料別に見ると、つけまつげ市場は人間の髪の毛、合成、動物の髪、毛皮に分割される。合成セグメントは2020年に市場を支配し、予測期間中も占有率を維持する予測。注視されるのは、人間の髪の毛を利用したつけまつげで、合成まつげよりも繊細で、ミンクまつげよりも密度が高いため、今後数年間で最も高い成長率を記録すると予想されている。

流通チャネルは、スーパーマーケットとハイパーマーケット、専門店、オンライン小売などに分割される。スーパーマーケットとハイパーマーケットセグメントは、2020年に売上高で世界のつけまつげ市場を支配した。

地域別分析では、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋(APAC)、中東およびアフリカ(MEA)、南および中央アメリカ(SAM)の5つの主要な地域を比べている。 2020年には、ヨーロッパが世界のつけまつげ市場で最大のシェアを占めた。同地域では、ネイルケア、アイメイク、リップケアなどの化粧品の需要が急速に伸びており、つけまつげ市場の成長を後押ししている。

パーソナルケア製品の売上高は、COVID-19パンデミックの間に減少しており、たまに購入する商品として、つけまつげ、かつら、ヘアピース、エクステが含まれていた。今後、このような消費財の需要は、安定してくると予想されている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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