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世界のネイルケア製品市場の展望−2022年は前年比3.6%の成長予測

英市場調査会社 Technavio(テックナビオ)は、2日、世界のネイルケア製品市場は2021年から2026年の予測期間中に56億8000万米ドル増加するという予測を発表した。予測期間中に年平均成長率(CAGR )4.46%で成長すると予想している。ホームサロンサービスの利用拡大は、ネイルケア製品市場の成長に貢献する主要な動向の一つで。モバイルアプリの登場で、過去10年間で、在宅グルーミングサービスを提供するアプリベースのサロンサービスプロバイダーの数は大幅に増加していることも市場にとっては有望要素。


ネイルケアのための無毒製品の可用性は、ネイルケア製品市場の成長の主要なドライバーの一つと分析されている。消費者の健康な爪への関心の高まりにより、無毒で自然な溶液を使用するようになり、消費者は無毒で自然な溶液を使用するようになり、キューティクルや爪がマニキュアに使用される過酷な毒性化学物質の影響を受けないようになってきている。Karma Organic Spa、ZOYA、Essieなどの一部の企業は、爪に負担がかかる危険性のある3つの主要な有毒化学物質(トルエン、ホルムアルデヒド、フタル酸ジブチル(DBP))を含まないマニキュアを提供している。

マニキュアに含まれる有毒化学物質は、免疫系や妊婦の健康にも影響を与える可能性があるとも言われており、一部のブランドは、健康志向の顧客に無毒で有機的なソリューションを提供し、消費者からの支持を得ることに奮闘している。このような傾向は予測期間中にネイルケア製品市場の成長を促進するとみられる。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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