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菜食主義者と雑食者の骨微細構造の差、筋トレで縮小

菜食主義者の骨密度低下や骨折リスクの増加に対するレジスタンス トレーニングの効果を研究した論文が8月4日、「The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」オンラインに掲載された。

今回の研究では、ウィーン医科大学の教育病院(St. Vincent Hospital)において、健常な完全菜食主義者(ビーガン)43人と雑食者45人の海綿骨および皮質骨の微細構造を観察研究で比較。研究は約5年間行われた。さらに栄養摂取量および自己申告による身体活動との関連も評価した。

その結果、雑食者グループに比べ、ビーガングループの海綿骨および皮質骨の構造に変化が見られた。レジスタンス トレーニングを報告していないビーガンでは、同じくトレーニングなしの雑食者と比べ、骨微細構造が劣化していた。レジスタンス トレーニングを報告したビーガンと雑食者では骨微細構造は類似していた。ビーガングループではレジスタンス トレーニングありとなしの両方で、栄養摂取と骨微細構造にわずかな相関が確認されたが、決定的なパターンは認められなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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