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米国でホリデー シーズンのプレステージ フレグランス売上が前年同期比4% 増加

グローバル情報会社NPDグループは、15日、米国の2022年ホリデー シーズン(10月2日〜12月3日)のプレステージフレグランスの売上高は、2021 年の同時期と比較して 4% 増加したと発表した。ブラック フライデーやサイバー マンデーなどの重要な週には、一般商品の売上を上回る結果となった。

NPD の小売追跡調査によると、この9週間の休暇期間中のフレグランス カテゴリの売上高の伸びは、平均価格の上昇と消費者の消費支出の増加に起因することが分かった。消費者がより高いフレグランス濃度や高級ブランドなどのより高価な製品の支出にシフトしたことも明らかになった。

ブラック フライデーの週には、実店舗でのフレグランスの売り上げがオンライン チャネルを上回った。全体として、実店舗はこれまでの休暇期間中にフレグランス市場で重要性を増し、調査期間の9週間の売上高の70%を占めた。これは昨年の同時期と比較して1ポイント増加したことになる。また、10月の美容専門店のフレグランスの売上高は百貨店の4倍の割合で伸びており、専門店がシェアを大幅に拡大している。

NPDの美容業界アドバイザーのLarissa Jensen氏は、「フレグランスのほとんどのホリデー ショッピングはクリスマスまでの2 週間以内に行われ、12月だけで第 4 四半期の売上の 50% 以上を占めることを考慮すると、2022 年のフレグランス カテゴリの売上はまだ未知数」などとコメントしている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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