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アメリカではバレンタインデーのギフトとしてフレグランスの売上が好調

アメリカでは女性からではなく、男性から女性に贈り物をすることが主流になっているバレンタインデーで、ギフトとしてフレグランスの売上が好調に伸びているようだ。グローバル情報会社NPDグループのウェブ版のブログ(2月7日)によれば、2022年のバレンタインデーまでの2週間の米国プレステージ フレグランスの売上は2億7000万ドル近くに達し、2021年から29%増加したという。同市場は2023年1月の数週間で、既に2桁の成長を記録しており、今年のバレンタインデーに向けて売り上げが好調であることを示す指標となっている。

同社フレグランス部門アナリストのjacquelyn Wenskus氏は、フレグランス製品の最近のトレンドとして、ギフトセット製品の多様化と化粧品専門店などの実店舗での売上増加を取り上げている。 昨年のホリデー シーズンに見られたように、フレグランスの ギフト セットを購入する消費者が増加傾向にある。 素敵なギフトの選択であるだけでなく、セット製品は高価値になるので小売業者にとっては売上アップが期待できる。2番目の傾向は、消費者がより持続性の高い高濃度のフレグランスに引き寄せられることで、これも売上高の成長を増幅するのに貢献している。

バレンタインデーのフレグランスを買いに行く場所に関する調査では、消費者のほとんどは店舗を選んでいる。 実店舗では、買い物客が購入する前に香りを体験する機会が得られるだけでなく、販売員から情報を得る機会も提供される。 昨年、実店舗はバレンタイン デーのフレグランスの売上高の 80% を占めた。 NPD Checkout のデータによると、デパートが売上高の最大のシェアを占めているが、化粧品専門店でのフレグランス購入の利用が増加傾向にある。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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