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米英独3カ国で微量栄養素の摂取に関する調査

アメリカで健康促進を働きかける支援機構Global Nutrition & Health Allianceは、アメリカ、イギリス、ドイツの3カ国で栄養素の摂取に関する意識調査を実施し、その結果を9月10日、発表した。ビタミンD、オメガ3などの微量栄養素を含む栄養価の高い食生活は最適な健康を維持するのに重要だと認識している人は7割以上を占めることが明らかになり、その内、過半数は必要な栄養素を食生活から十分に摂取できていると確信している結果だった。同機構は、実際の摂取量と意識調査にギャップがあるので、生活習慣病への予防対策としてさらに栄養価の高い食生活を奨励することの必要性を示唆している。

調査は2014年12月に、アメリカの成人1022人、イギリスの成人1006人、ドイツの成人1002人を対象に実施された。調査結果は「Nutrition Today」の11・12月号に掲載される予定。国別の調査結果のハイライトは次のようになっている。

アメリカ
73% ー 栄養価の高い最適な食生活をしていると信じている
81% ー オメガ3は重要な微量栄養素と思っている
65% ー 必要な栄養を食事から摂取できているかどうか分からない
45% ー オメガ3のサプリメントを摂取している
48% ー 必要なビタミンDを食事から摂取している
62% ー ビタミンDのサプリメントを摂取している

イギリス
72% ー 栄養価の高い最適な食生活をしていると信じている
72% ー オメガ3は重要な微量栄養素と思っている
23% ー 必要な栄養を食事から摂取できているかどうか分からない
29% ー オメガ3のサプリメントを摂取している
44% ー 必要なビタミンDを食事から摂取している
32% ー ビタミンDのサプリメントを摂取している

ドイツ
70% ー 栄養価の高い最適な食生活をしていると信じている
80% ー オメガ3は重要な微量栄養素と思っている
34% ー 必要な栄養を食事から摂取できているかどうか分からない
24% ー オメガ3のサプリメントを摂取している
42% ー 必要なビタミンDを食事から摂取している
31% ー ビタミンDのサプリメントを摂取している

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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