仏ロレアルは同社傘下の通販会社Beauté Créateursの事業を2014年上半期に停止する意向を11月19日発表した。
Beauté Créateursは通販ビジネス全盛期の1980年代後半に創立、アニエスベー、コスマンス、クリスティーヌ ポエルマン博士などの仏クリエーターのブランドを中心にカラーコスメティック、スキンケア、ボディケア、ヘアケアなどの製品を販売。現行ではフランス、ドイツ、日本の3カ国で事業展開している。だが、通販のビジネスモデルの構造的な弱体化に伴いここ数年、業績低迷の問題に直面しており、事業撤退の経営判断に至ったとみられる。
同社のフランス国内市場を中心にした過去12ヶ月間の売上高は8,700万ユーロと報告されている。
3カ国で働く全ての従業員に関しては、引き続きロレアルグループで勤務できるよう配慮される方針で、労働者評議会（労使協議会）で今後数週間のうちに話し合いがもたれる予定としている。
