NPO法人日本ネイリスト協会は1月9日、千代田区のザ・キャピトルホテル 東急にて、認定講師や関係企業各社を招いた新年会を開催した。

冒頭のあいさつでは滝川晃一理事長が、2012年11月に東京ビッグサイトで行われた「東京ネイルエキスポ2012」が54,000人の来場者があったことや、昨年秋までにネイリスト技能検定の受験者は51万人、うち合格者は30万人を数えることを報告し、「ネイルサロンの繁栄なくしてネイル業界の繁栄はないと考えている。特に若年層のニーズを掘り起こし、口紅を塗るような感覚でネイルを楽しんでもらえるようになれば」と述べた。

また参議院議員の山東昭子氏が、ナポレオン・ボナパルトにより創設されたフランスの権威ある勲章「レジオン・ドヌール勲章」を2012年12月に受勲したという報告もあり、これを受けて山東氏は「ネイルを楽しむ女性の年齢層は幅が広がってきたと感じている。不景気は女性の力で乗り越えていきたい」と語った。

来賓の経済産業省 商務情報政策局 サービス政策課 サービス産業室室長 落合成年氏は「日本経済の持続的成長にはサービス業の成長が欠かせない。そのためには、生産性の向上、付加価値の高い地域密着型サービスの重要性、サービス業の国際的な事業展開が不可欠。ネイル産業の市場規模はいまや2000億円規模ともいわれており、ますます成長している。業界一丸となって、厳しい経済状況を乗り切ってほしい」と期待を寄せた。