資生堂は6月10日、2014年秋冬のメーキャップトレンドは「お人形顔」をテーマに、「まつ毛」にポイントを置いたメーキャップへのニーズがさらに活性化するとの予想を発表した。

同社によると、2014年秋冬のファッションコレクションでは、60年代のトレンドが繰り返され、「60‘ｓモッズ」がキーワードとなっており、その流れで、メーキャップでも、肌の質感はつるりとしたフローレススキンに目もとの「まつ毛」に長さとボリュームを出した、「お人形顔」がテーマとなっている、としている。

同社が独自に開発した「マスカラデザインシステム」を活用し、20～30代女性97人を対象に、目が大きく見える理想の「まつ毛」の形状を調査（2012年）したところ、理想としている「まつ毛」の平均値は、角度109度、長さ14.1mmとなり、日本人の平均的な「まつ毛」の角度85度、長さ8.5mmと比較すると大きなギャップがあった。

同社のトップヘア&メーキャップアーティスト・岡元美也子氏は、「“ドーリーアイラッシュ”に仕上げるまつ毛メーキャップは、 まつ毛の角度と長さ、ボリュームがポイント。根もとからしっかりカールさせ、マスカラは根もとは太く、毛先は繊細かつ放射状に広がりを持たせるように仕上げること。まつ毛の角度が上向きだと、瞳に光がきれいに映り、黒目もくっきりして目力もアップして見える」と目元ビューティの作り方をアドバイスしている。

資生堂はを6月21日より、20～30代女性対象のセルフメーキャップブランド「インテグレート」から”エクステばりの美カール&ロングを実現する”「ラッシュフライングカール」（写真）とアイカラー「レインボーグラデアイズ」2種（1種は数量限定品）を新発売する。