独バイヤスドルフ、メキシコに最新生産拠点を開設
2014.07.31
国際部
ドイツのパーソナルケア会社バイヤスドルフは、7月21日、メキシコに 統合研究開発センターを完備した最先端の生産拠点を開設したと発表した。メキシコシティから約350キロ北西に位置するシラオに新設した工場は年間約2.8億の化粧品や45,000トンの消費材製品の年間生産能力を持つ。主に、メキシコ、中米、北米で販売しているニベア、ユーセリン、Labelloブランドからのスキンケア、パーソナルケア製品の重要な生産拠点として稼働する。
同社ラテンアメリカ・サプライチェーン&金融担当執行役員のUlrich Schmidt博士は、メキシコへの投資は、北米と中米地域での需要の高まりに対応した政策であるとし、 「統合イノベーションセンターと緊密に協力してラテンアメリカ市場向けの具体的な製品開発を促進し、地域の消費者のニーズに応えることを保証する」と述べている。
バイヤスドルフは最初の開発製品ニベアクリームをメキシコに100年以上前に輸入して以来、メキシコ市場と深く関わってきた。戦後にはヨーロッパ以外の国で、はじめてメキシコ•バイヤスドルフS.A.という系列会社を設立した。メキシコの消費者はニベヤの製品をローカルブランドと信じている人も少なくないという。