ツヤのある美髪のための毛髪メラニン対応技術の開発に成功したと資生堂が発表
2012.07.26
編集部
株式会社資生堂は、毛髪のツヤの源である毛髪メラニンのダメージによる流出を阻止しようと研究を重ねた結果、ツヤのある美髪を維持する毛髪メラニン対応技術の開発に成功したと発表した。
これまで毛髪のダメージに関する様々な研究が行われてきたが、その研究対象は主にキューティクルと毛髪の大半を占めるコルテックスが中心だった。しかし、同社は毛髪メラニンと髪のツヤの関係性に着目し、研究を開始。髪のブリーチや紫外線で毛髪メラニンが流失したときの毛髪の変化を研究した。
その結果、毛髪メラニンの流出が髪のツヤを著しく低下させることが判明。同社は毛髪メラニンの流出を防ぐ成分と、毛髪メラニンホールを補修する成分の開発を進めた。
この研究と開発により、「カチオン性ポリマー」が毛髪メラニンの流出を防ぎ、「塩基性アミノ酸」が毛髪メラニンホールを補修する働きをするということが判明。同社は、美容室専用の「THE HAIR CARE(ザ・ヘアケア) アクアインテンシブ」シリーズ(8月22日発売)を皮切りに、本技術を資生堂のヘアケア商品に積極的に活用していく。「より美しくつややかな髪を」というユーザーの要望に応えていく構えだ。
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株式会社資生堂
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